2009年5月31日日曜日

ブレイン

先日楽天本社で行われたセミナーに参加してきました。

ゲストスピーカーに伊勢丹の名バイヤーを経て、2003年、民事再生法の適用を受け事実上倒産に陥った靴下の老舗メーカー「福助」の救世主として社長に就任した藤巻幸夫氏が登壇されました。氏の独特の感性と経営手法で以て、見事福助を再生させた方として有名であります。

その方の話を聞けるってのも超楽しみで行ったんですが、小柄な体(横幅は大柄ですが・・・)にも関わらず、のっけからバイタリティ溢れる話ぶりで、聞く者をグングン引き寄せる力は、さすがだなって思った次第です。

装いも伊勢丹の洋服売り場を経ている為か、水色のストライプの上着とジーンズってかんじでもって、年齢を思わせないナイスミドル(?)、否、シルバーかあ?、いずれにせよ、チョイ悪おやじってかんじが素敵な風でもありました・・・

で、今、彼は品川駅の駅ナカ、「エキュート」に完全メイドインジャパンの、”粋で良いもの”をコンセプトにした藤巻商店「Rails」なるお店を経営しているそうでごじゃいますです。

冒頭の写真はそのお店で実際に販売しているバッグで、商品のこだわりもさることながら、ディスプレイにしても無機質な金属製の棚ではなく、竹を使ってみたり、完全「和」を目指しているんだとか。

で、今回のお話の中心は「すべて顧客視線で!」ってテーマでして、至極当たり前と言えば当たり前のことなんですが、これが中々いざ企画サイドに立つと「売り手視線」の押し売りになりがちな訳です。

そんなところをまあ、伊勢丹で培ってきたノウハウ的なものをロジカルに面白くお話くださったってかんじであります。

その中でちょっと頭に片隅に引っかかった話を一つだけご紹介しようと思います。

それは実際に藤巻商店でも実践していることらしいのですが、
商品一つ一つに名前を付けているってことですね。
そうすることで、お客さんの意識上にも印象深く刻むことができるのと、何よりも従業員自身が愛着をもって販売が出来るって点がメリットなんでしょうか。

でもってストーリー化することにも一助となり、ブランディングってやつにも寄与するんだなって感じました。

私なんかも時々、自宅の洗濯機に名前を付けたりとか、パソコンにも名前を付けて呼んでみたりってこともしていましたから親近感を覚えると共に、その効用にはとっても共感致した次第です。

弊社の取締役の一人も愛車に名前を付けて、しかも”ちゃん”付けで呼んでいるのを目撃した際には、「きえー!」ってかんじでしたが、いつの間にか私もその車を「○○ちゃん」、なーんて呼んでいたりしていて、人のブレイン構造ってものに、とっても興味が湧くこの頃であります。

そんなこんなしていたら、先週、キムタク、殊、木村拓也主演の「Mr.ブレイン」って番組の第一話をたまたま観たんですが、脳の様々な仕組みや構造を使ったストーリー。まあ、中身の筋は事件物ですので、あんまり興味がないんですが、科学的側面を一つの切り口に展開されていて、その点は面白いって感じで観てしまいました。

マーケティングにもこうした様々な脳機能ってものが今後意識された手法が用いられるに違いないんですが、こんな時代でも売れる!ロジックを展開してゆきたいものであります。
いずれまたマーケティング論については書いていけたらって思いまする。

てなことで、
本当は先週の予告を書く予定でしたが、明日朝一で福岡に行かねばならず、今宵はここまでと致します。悪しからず・・・

ではまたお目に掛かる日までサイチェーン

2009年5月23日土曜日

火の車

何度も告知しながら先送りしてしまった本を紹介します。

左の写真、「会計天国」です。

出版されて1か月ほどの出来たてホヤホヤの小説本なんですが、弊社がお世話になっている公認会計士・青木寿幸(あおきとしゆき)先生と楽天市場でベスト オブ ザ イヤー「ベスト店長賞」を2年連続受賞した伝説の経営者・竹内謙(たけうちけんれい)さんとの共著なんですね。
(因みに青木公認会計士は、昨年9月にアメリカで発生した世界経済の崩壊、日本の不動産バブルの再崩壊について数年も前から予言していました)

会計って聞くと小難しくて、会社を経営していても税理士や会計士にお任せ状態、って社長さんは割と多いんじゃないかと思うですが、この本はそんな方にお勧めで、経営コンサルタントの主人公が或る日突然、交通事故で死んでしまうってところからストーリーが展開されているんです。

で、
天国に行く前の、現世とあの世の狭間で「天使」に出会うですね。で、現世に戻りたかったら5人の人間を「幸せにすること」って課題が与えられるんです。しかも一人あたりに費やせる時間は1時間。

こんな設定を背景にして、財務三表、即ちは損益計算書貸借対照表キャッシュフロー計算書の基本を理解出来る内容になっているんです。

ていうか、会計を横軸にして経営者が陥りやすい失敗を5本立てのストーリーにして如何にして問題解決していくか!って本です。

まあ、会計を分かりやすくした本って言っても、ある程度は小難しい概念や言葉が少なからず登場する訳ですから、著者たちが思っているほどにはイージーな本ではありませんが、それでも出来る限り分かりやすい物語作りの工夫のあとは伝わってきます。

で、よくある経営上のジレンマへのソルーションとしては、とっても読み応えがあります。
世の社長さん始め、これから独立をお考えの方は必読の書かと思いますよん。
楽しく読めます。

ところで弊社は3月が決算月ですので、今月までに決算書を仕上げて、法人税や何やらを納めなければならないんですが、毎年この時期は憂鬱ですね。

まあ、今年も無事、なんとか納めるべきものは納めることが出来て、ホッとしているところです。

ところで先週土曜日の未明に弊社のお得意様でもあり、親戚でもある、と或るところで火事が発生してしまい、工場数棟が全焼してしまうって悲劇が起こってしまいました。

弊社は実はこの工場物件は契約を戴いていなかったんで、火災保険の支払いには関与していないんですが、敷地内に停めてあったトラック始めとする車10台弱も全焼してしまい、こちらは弊社が契約戴いていた物件でしたんですね。

保険のみならず、いろんな面で今後、なんとかお力になれたらって今、毎日思っているんですが、私のいとこである当事者の落胆ぶりを思うと、ホント、何も助けてあげられない無力感に陥ってしまう1週間でありました。

ところで、
焼け野原のようになった無残な現場を私も2度ばかりつぶさに見て回りましたが、警察・消防の見解がどうにも腑に落ちないですね。火災原因も出火元さえもが、残骸からは消防の見解に矛盾を禁じ得ないってかんじで、世の中にはこうしたことが山のようにあるんだなってことを実感として今、味わっているところです。

さて保険に関してですが、火災になった場合、保険会社は直ちに損害鑑定人を現地に派遣し、その損害した物件を特定し、損害額を算出していく訳ですが、契約者(罹災者)と鑑定人との間では見解の相違が生じることがしばしばあるんですね。

次回はその辺について触れたいと思います。
交通事故の場合については当ブログで以前、交通事故紛争センターのことで触れたと思いますが、
改めてまたそのあたりに言及していこうと思っています。

火事は自分が火を出さなくても、隣近所からの貰い火で火事になる場合もありますし、昨今のような超ストレス時代には「放火」ってことが現実問題となりつつあります。

火災保険は滅多に使うことがないものですが、無駄だとは思わずにキッチリと正しく加入しておくべきです。

キッチリって敢えて書いた理由も次回、詳細を述べてみようと思います。でないと、いざって言う時に保険金が半分しか出ないとか、安い保険料を第一優先にしたが故に、保険金が充分に出なかったなーんてことも多々あります。

火災保険は意外と難しいんです。一軒の家が燃える可能性は100年に1回って言われるほど、火事に遭遇する確率は低いんですが、それでも実際に火事ってのはあるわけです。

ちゃんと掛けていれば、実際に契約した保険金額の126%ものお金がもらえるってことも是非覚えておいて頂きたく思います。

ではそれらについては次回・・・
サイチェーン

2009年5月13日水曜日

世にも奇妙な話~ハンコ屋物語~


弊社のお客様から、是非読んでみて、面白いから、ってお借りした本です。
「不思議なハンコ屋」。東京の三宿で46年間ハンコ屋さんを営んでいる山本桃仙(やまもととうせん)さんのお話なんですが、なるほど、ちょっとオモロイ本でした。

ハンコって日本ではもう当たり前の文化であり、社会人になったら必ずと言っていいほど、少なくとも1本は誰でも作る、或いは持っているもんですよね。

弊社も保険屋ですから、当然、毎日のようにハンコに関わっています。契約行為に際しては未だに署名捺印が基本であります。

私もこれまで大勢のお客様と日々接し、それと同じ数だけいろんなハンコも見てきました。

認印なのに、すっごく立派な気合いの入ったハンコもあれば、三文判の欠けちゃったような年季の入ったものを実印にしている方もいたり。。。それこそ千差万別で、この本を読むまでもなく、なんとなくその方の人となりや考え方を垣間見るような思いをしてまいりました。

で、この本を読んでみて更にその感想が正しかったんだなあって、そんなこともあるんだなあって改めて実感しているとこです。

でもって、
この本に書かれている山本桃仙さんって方なんですが、
その人となりに留まらず、その人のハンコを見れば過去現在未来までが見えちゃうんだそうです。もっと言えば、その人のご先祖様まで分かっちゃうらしく、この本を貸してくださった弊社のお客様においては、未だ生まれてきてはいないお腹の中の子供のことも言い当ててしまうわ、何もインフォメーションを与えていないのに、お宅の長女(まだ2歳)が会社を引き継きますよ、てなことをサラサラって述べちゃうんらしい・・・んすわ。

ホンマかいな?って思いながらも、でもなんとなく気になるこの頃です。
私もハンコ作っちゃおうっかなって。なーんてね、ですが・・・

でも予約するのが超大変らしく、月曜から木曜までの週4日間の、しかも午後12時から一日4、5組しか翌日分のアポを取らないんだそうで、殆どの人は「話し中」状態で予約が取れないんだそうであります。
しかも10分から15分で完売!とのことで、メッチャ確率が低いってことらしいです。

試しに私もこの前の月曜日にやってみたんですよん。丁度ガソリンスタンドで洗車していたんで、その間にと思い、12時の時報と共に事前にセットしておいた電話番号を押したんですが、案の定、不通。その後30回くらい連続してリダイヤルして試したんですが、ずっと話し中でありました。

まあ結局のところ、必要ないってことね、って思い、その後はすっかり諦めてしまいましたがね。
本を貸してくださったお客様は幸い一発で電話がつながったそうなんで、で、来月にはそのハンコが実際に出来てくるんだそうで、今度そのハンコが出来上がったら見せてもらおうって思っています。
ちょっと楽しみです。

だってここのハンコって、運がよくなるハンコとも、字体が独特で可愛い!!とかでも有名らしく、元祖行列が出来るハンコ屋なんだそうですわ。
見るだけでも価値ありですしね。

まあ、私はハンコは今のまんまで充分だと思っているんで、これを大事に使おうって思っているんですが、もしこのブログをお読みの方で、今のハンコがキズや欠けがあったり、或いはもう少し何とかしたいなあ、なーんてお考えの方にはお薦めの本であります。

でもって宝くじに当たるくらい難しい予約取りに挑戦してみてくださいまし、です。

最後に、
念のためハンコについてのワンポイントアドバイスです。
この本にも書かれていたことでもありますが、
ハンコは必ず自分で押すってことを皆様、実践してくださいませね。

保険の契約でしばしばお客様は私にハンコを渡して「押してくれる?私、ハンコ押すの苦手なのよ」って方が多いんですが、契約印はたとえ試し押しでも本押しでも自分で押すってことが大事です。

でないと、
例えば借用書に勝手に判を付かれちゃっていた!なーんて笑うに笑えない話も起こるからですよん。認印ならばまだ対抗措置が少しはありますが、これが実印だったりしたら、更には印鑑証明も添付していた、なんて話だったら、万事休す、です。
こわーいですよー!
ハンコを舐めたら・・・マズっ!・・・基い・・・ナメタらあかんでよー!
です。

ではまたお目に掛かる日までサイチェーン

2009年5月5日火曜日

ノミの市

先月29日、昭和の日にフリマに参加してきました。
場所はさいたま新都心の駅前の「けやき広場」。好天に恵まれて大盛況でありましたが、例年と違うのは、やはり100年に一度の大不況と言われているだけあって、高い値付けでは売れないってかんじでしたね。
私たちは数名の有志で出店したんですが、鼻っから数十円単位から数百円、最高高いものでも1500円ってかんじで値段を付けて、「持ってけ!ドロボー」的に叩き売りしちゃいました。
お陰で数百点の商品もほぼ完売って感じで、結構な売上になりました。
場所代3200円と駐車場代2000円を差し引いた純益は奉仕団体に丸マル寄付しようってコンセプトで集まった有志も、遣り甲斐があったと、喜びを分かち合った次第です。
買ってくださった方々も法外!な安さにビックリってかんじで、恐らくは幸せな気持ちになってお帰りくださったんでは?って想像するんですが、もしそうであれば更に私たちもハッピーな気分であります。
新型インフルエンザ騒ぎで、不景気感に一層の拍車が掛かっている昨今ですが、こんな時でも工夫さえあればきっと活路があるんじゃないかなってことも学べましたし、新たなるアイデアをインスパイアする良い機会でもありました。
また一方では不況などの環境変化以上に、消費者のマインドが今までと180度異なってきているのも実感しました。見栄や表面的なものよりも、違う価値観が生まれているのかも・・・って。
新型インフルエンザのような人類共通の脅威が現実味を帯びるってことは、それを乗り越える為DNAレベルでの突然変異、即ちは進化が人類自身にも近づいているって気がするのですが、マインドレベルではそれに先行して何かが起こっているのかも・・・って気がしないでもないこの頃です。
いずれにせよ、
環境の変化や想像を絶する危機ってのは、ある意味我々人類が生き残る為の喜ばしい一撃でもあるわけですね。
そういう意味では、
保険業界を取り巻く環境変化も有り難いのかもです。
より強くなる為の神の一撃だとすればですがネ・・・
ではまたお目に掛かる日までサイチェーン